こんにちは。宮本です。

大手不動産仲介会社のテレビコマーシャルで、樹木希林さんが出演されてるのがありますね。
多分お亡くなりになったおばあさんが、孫に話しかけてるような感じの。

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生前に住んでた家が売られることになったようで、退去の為に片付けているシーンなのでしょう。
額の裏に隠してあったヘソクリをお孫さんにあげたりしてますね。
微笑ましいとは思いますが。



・・・ちゃんとお祓いしてほしいですよね(笑)

誰かが亡くなっている家って、私達不動産屋は気にしませんが、一般のお客様の中には、こういうのを気になさる方もいます。

「この家は、去年まで売主さんのご両親が住んでいたんですよ」
「へえ、そのご両親はどこに?」
「3年前にお父様が亡くなられ、去年、お母様が亡くなられました」
「まさか、ここで・・・?」
「いえ、病院で(でもお父様はこの洋室で亡くなってますが)。」
ひどい(笑)

自然死でも気にするのに、事故など不自然なスタイルだと、たいていは敬遠されるものです。

本当にすごい地縛霊の物件は経験したことはありませんが、若干、存在はするようですね。
古井戸があって、そこに埋められて亡くなった人がいた物件で、いつも誰かが廊下を歩いてるだとか、お稲荷さんの祠を勝手に取り壊して、いくつも重機が壊れたり、工事関係者に病人やけが人が出まくるとか、それっぽい話なら、この業界にいれば珍しくもありません。
お稲荷さんはとにかくヤバい、とはよく聞きます。

よく小規模分譲なんかやってますが、市街地なら、たいていは大きな家が以前に建ってたところですね。
古くからの地主さんだったお宅で先代が亡くなったりして、他の土地で所帯を持ってて地元に帰る予定のない相続人が、処分に困って不動産屋が買い受けるようなケースが多いんですね。
土地が大きすぎて、一般の消費者には敬遠されがちです。
アパートを建てるにしても、駅から遠いとか、利回りが悪いとか、中途半端な場合ですね。

古くからの地主さんですから。
何百年も前から何代も、そこに住んでた可能性があります。
その間には、何が起きていても不思議ではありません。
病院で生まれて病院で亡くなるなんて、ごく最近のことですからね。
嫁は奴隷並の扱いで、長男を生めなければ放り出される時代もあったんです。

心配ごとや恨みごとなどを残して亡くなった方が、その土地に居ついてしまうと言いますね。
居ついてはいますが、かわいい子孫だし毎日お線香を焚いてくれるから障らないでいたのに、事情を知らない赤の他人が土足で入ってきたら、何をし始めるかわかりません。


ま、こういう分譲地なんかで、実際に何かあったと言うような話は聞きませんから、これから新規の分譲地を買われる方は安心していいと思いますよ(笑)

ま、ホントになんかあったら、東京なんか絶対住めませんよね。
空襲もあり、江戸時代には行き倒れだって珍しくなかったそうですしね。

真っ黒な姿の人影が毎晩枕元に立つんですって?
気のせいですよ。
きっと疲れてるんですね。
よく寝たほうがいいですよ(笑)




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